Hike×Hack

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ブログの読者をどう呼ぶか。「あなた」か、それとも「みなさん」か。

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こんにちは! Hike×Hackのかけすけです!

先日、私は「ブログにおける一人称」の話をしました。

あなたのブログの「一人称」は? 私が「私」を使う理由。 - Hike×Hack

ですが、「人称」とは「私」や「僕」といった「一人称」だけではありません。

そうです。まだ「二人称」というハイウェイもあれば、「三人称」という獣道もあるのです。

さて、私は画面の前のあなたをなんと呼べばいいのでしょうか?

さてさて、私は敬愛するブロガーさんや多くの方々をなんと呼べばいいのでしょうか?

今日はその問題の1つに決着をつけます。

ええ。もちろん、画面の前のあなたと一緒に。

心の準備はよろしいですか? 

「私があなたをなんと呼ぶのか」

 早速、お話しましょう。

≪1.読者を「あなた」と呼ぶ≫

あなた! そう、そこのあなたです!

今、画面の前でこの文章を読んでいる、たった1人のあなた!

私は今、この場において。あなたを思って文章を作り出しているのです!

読者を呼ぶにあたってキーとなるのは、そのブログの筆者である自分が「誰に向けて語りかけているのか」……いえ、「誰に向けて語りたいのか」ということです。

この時、語りの場として、ブログが用意されているとします。

プライベートブログでもありませんし、限定公開ブログでもありません。

常に、開かれた公の場としてのブログです。このHike×Hackもそうですね。

そして、「誰に向けてのブログなのか」といざ問われた時に、理屈では「このブログを読んでくれる不特定多数の方々」となります。

つまり複数形です。

ですが、私はあなたを「不特定多数のうちの誰かさん」とはとらえたくありません。

私はHike×Hackの読者たるあなたを、「群の中の一粒」ではなく「独立した個」としてとらえたいのです。

確かに理屈では、あなたは「不特定多数のうちの1人」ではあります。

あなたに「お前に私の何がわかる?」と言われてしまったら、返す言葉もないのです。

なぜなら私は、あなたの3サイズはおろか、年齢すら知らないのですから。

ではなぜ私はあなたを「あなた」と呼びたがるのか。

要は、気の持ちようなのです。

「あなた」は単数形です。

画面の前で今まさにこの文章を読んでいるたった1人の「あなた」です。

そして私は、他でもない「あなた」個人に向けて、言葉を伝えたいのです。

「あなた方」でもありません。「みなさん」でもありません。

ここに存在するのはただの2人、私とあなただけなのです。

ドキドキしてくださっても、私は一向に構いません。

≪2.読者を「みなさん」と呼ぶ≫

さて、これまで「あなた」「あなた」と連呼してきましたが。

実はあなたを「あなた」と呼ぶ時に、「とても気恥ずかしい」時があるのです。

極端な例をあげてみましょう。

ブログで書く文章だと想定してください。

「あなたのことが好きですから!」と言った場合と

「みなさんのことが好きですから!」と言った場合。

果たして2つの言葉の心理的なハードルは同じでしょうか?

私は違うと思います。どちらが言いやすいかは別として、2つの言葉がまったく同じハードルであり、心理的に完全な互換性があるとは思えません。

そして私は、「あなたのことが~」と言う場合のほうが気恥ずかしいのです。

つまり。私にとって「みなさん」を使うことは、「心理的ハードルの低い」ことなのです。

言い直すと、私にとって「みなさん」を使うことは、「無難な」ことなのです。

≪3.結論:私はあなたを「あなた」と呼びます≫

気恥ずかしい思いをしたくないから「みなさん」を使いたくなることがあります。

ですがその時、大体の場合、私の本心は「あなた」を使いたがっているのです。

なぜなら、«1»で述べたように、私は何よりあなた個人に向けて語りかけたいのですから。

つまり私は、「”あなた”を使いたい」けど「気恥ずかしい」から、「無難な」道である「みなさん」を使おうとしてしまうのです。

この状況は喜べるものではありません。

本心に背いて、無難な安牌を選んでいるのですから、私は自分の気持ちに素直になれていないということです。

どうにかしたい。自分の気持ちに素直になりたい。

そこで私は、今日の記事で宣言することにしたのです。

高らかに、心の通った野太い声で。もしくは、産声のような喜びにあふれた音律で叫ぶことにしたのです。

「私は今後、断固としてあなたを”あなた”と呼ぶことにします!」と!

≪まとめ≫

・ブログにおいて、読者を「あなた」と呼ぶか「みなさん」と呼ぶか。

・「あなた」と呼ぶのが気恥ずかしいときがある。

・「あなた」と呼びたい時にあえて「みなさん」と呼ぶのは、私にとっての「逃げ」。

・私は勇気を持って、たとえ照れくさくてもあなたを「あなた」と呼ぶことにします。

あとがき

「どちらが読者をグッっと引きつけるのか」というのを私は知りません。

そのため、「”あなた”を使ったほうがいい!」というようなことは言えません。

この記事で伝えたいのは、あなたを「あなた」と呼ぶという、私の熱烈な思いです。

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