Hike×Hack

「人生をハイキングのように楽しむ」をモットーに、日々の気付きやライフハックについてお伝えしていくブログ

休憩するなら、身体だけでなく心もしっかり休みたい。

20140511081628

こんにちは! Hike×Hackのかけすけ( @kakesuke02 )です!

頭を使う作業をしているとします。たとえば、自宅でパソコンに向かいながら、「ああでもない、こうでもない」と思考を巡らせているとします。

そして、「どーも今は調子が悪い」という結論を思考が弾き出したとします。そして、「ちょっと休もう」と自分に言い聞かせて、ソファに寝そべったとします。

その時、ソファの上で。果たして私たちは、純粋に「休憩をとる」ということが出来ているのでしょうか。

ソファの上でも、パソコンに向かっている時と同様に。目を閉じながらでも、「あそこはああでもない、こうでもない」と考えてはいないでしょうか。それは果たして本当に、「休憩する」「リラックスする」ということになっているのでしょうか。

本日は、「意識的に休憩する」ということについて、私が考えていることをお話しようと思います。

≪1.不安を感じながら休憩するのは疲れる≫

ここでいうダラダラ休憩とは、「漠然とした休憩」を示します。では、漠然とした休憩とは何か。

それは、目の前にやるべきものが立ちはだかった時に、「うっ。ちょ、ちょっとひと休みしよう」と思うような、一種の「逃避」です。

テスト勉強などをする時に、つい部屋の掃除をしてしまうような、そういった類のものです。厳密に言えば、その時間は「休憩する時間」ではなく「逃避する時間」なわけです。

「休憩したいから休憩する」のと、「今はやりたくないから休憩する」のでは、自分自身へのプレッシャーや罪悪感に違いが生まれます。言うなれば、「積極的な休憩」と「消極的な休憩」です。

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逃避としての「消極的な休憩」をとっている場合、私たちは「休んでいる場合ではないのに」と考えます。しかし、休んでいるのです。

そしてその時に感じるのは、「休んでいる場合ではないのになあ」「後回しにしているだけで、ツケが返ってくるんだよなあ」といったことです。

問題なのは、そういった「不安を抱えながら休んでいる」という状況です。つまり、「身体は休んでいる」けれども、「心や頭は休めていない」ということ。

むしろ、「あああ、やらなくちゃやらなくちゃ」「なんて自分はダメなんだ」と、心を余計に疲れさせてしまっているかもしれません。ですが、その場合でも確かに「休憩はとった」ので、いずれそのツケと向き合う羽目になります。

どうでしょうか。身体の疲れは確かにとれたかもしれません。でも、心の疲れはとれていないかもしれない。その状況で、回ってきたツケと立派に向き合うことはできるでしょうか。

≪2.「考え事をする」のは「思考」の時間であって「休憩」ではない≫

同じ「休憩をとる」という行動をとっても、ツケと向き合う策があります。

まず、「逃避」としての休憩はなるべく避けたほうが良いでしょう。何も「つらくなっても休むな。働け、考えろ」と言うのではありません。むしろ、つらい状況であれば休んでほしいと私は考えています。

ただ、「休憩することによって、余計に自分を苦しめる」ということはやめてほしいのです。どうせ休憩はするのです。それならば、身体だけでなく、心も。そう。身も心も休憩させてほしいと、私は切に願うのです。

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そのためには、「不安を抱えながら休憩する」ことから離れなくてはいけません。もちろん、これは難しいことでしょう。身体を休めている分、不安な思考に集中することもあります。

ですが、そこは我慢して、「やらなくちゃいけないこと」については考えないようにしましょう。

「懸念事項を考える」のであれば、それは実際には休憩ではありません。

「懸念事項を考えない」からこそ、休憩は「休憩」になるのです。

大切なのは、そういった意識や認識です。「休憩する」のであれば、「懸念事項は、休憩後のスッキリした頭で考えよう」のように決意して、「休憩中は考えない」ようにするのです。

そのように、休憩する時間をハッキリと、「やらなくちゃいけない」ことを考えずに、しっかりと「休む」時間だと。そう意識することで、「身体だけ休まって、心はどんどん疲れていく」という状況が少しずつ改善していくのではないでしょうか。

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私は結構心配性のタイプですが、この記事で述べたような意識をもつことで、「休憩」の時間を非常にありがたいものだと認識できるようになりました。

なぜなら、自分自身で「この時間は、不安なことなどは一切考えない」と決めているからです。とはいえ、勝手にネガティブな考えが頭に浮かんでくることもあります。そんな時、私はこう考えることで、心を休ませています。

「やらなくちゃいけないことがあるんだ。休憩している場合ではない」ではなく、「休憩する時間だと決めたんだ。不安がっている場合ではない」と。

≪まとめ≫

■ 考え事をしながら休むより、「休もう」と意識して休んだ方が効果がある。(経験談)

■ 「何もしていない時間」ではなく、「休憩している時間」だという意識が大切。

■ 「考え事をする」のであれば、それは「休憩」ではなく「考え事をする」時間だという考え。

――あなたの旅先案内人 かけすけ( @kakesuke02 )より

あとがき

「休憩中、すべての不安を取り除く」ということが難しいのは重々承知しています。私自身、今でも、休憩中に不安な考えなどが頭をよぎることはたくさんあります。

ただ。それでも、「以前に比べて、グッと楽になった」というのは確かに言えることなのです。

休憩することで「ツケ」が回ってくるのは事実です。ですが、休憩しないことで回ってくる「ツケ」があるのも事実です。

その駆け引きについては状況判断が求められますが、「休憩する」という決断をしたのであれば、しっかりと休憩して、身体と心の両方で、健康的に「ツケ」と向き合いたいというのが私の考えです。

そしておそらく、一番「ツケ」が大きくなる状況というのは、「休憩したのに、考えごとばかりして”休憩”できなかった」というものなのでしょう

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